Web会議の通話品質向上(Sennheiser Communication PC 5 CHAT)

はじめに

昨今のテレワーク促進で、PCを使ったWeb会議に参加する機会が増えているのではないでしょうか?私も以前に比べ、格段に機会が増えました。ところで、Web会議の際、通話には何を使っているでしょうか。たいていの人は、下のどれかを使っているのではと思います。

  1. PCのマイク、スピーカー
  2. Bluetoothイヤホン、ヘッドセット
  3. 有線のヘッドセット

1のPCのマイク、スピーカーは音質はそのPCの品質に依りますが、相手の声も周りに聞こえてしまうため、家に他に人が居るときは使いづらいかもしれません。2は最近はAirpodsソニーのワイヤレスイヤホンが人気なので、使用している人も多いと思います。ただ、Bluetoothバイスを通話に使用する際は、注意が必要な点があります。

Bluetoothで通話する際の罠

Airpodsで音楽を聞くとすごく音質がいいのに、通話をすると音質がイマイチだなと思っている人はいらっしゃらないでしょうか?実はBluetoothには様々な規格があり、音楽を聞く時と通話をする時では使用する規格が違います。そして、通話の際に使用される規格が、高音質には設計されていないのです。これは、昔の基準ではこの程度の音質で十分と考えられていたためですが、今となっては見劣りするものになっています。

有線ヘッドセットで音質を向上

もし音質に不満がある場合は、有線のヘッドセットは良い選択ではないかと思います。無線の手軽さはありませんが、価格も安いですし充電も不要で手軽です。PCの端子に直接接続しますので、音質の劣化も心配ありません。
なお、有線でPCに接続するにはいくつか方法がありますので、自分のPCに合った物を選ぶ必要があります。

  • USB接続
  • 3.5mm 4極端子
  • 3.5mm マイク端子、イヤホン端子 別

UCBは、今のPCであればほぼ使えるのではないかと思います。(最近のMacのようにUSB-Cしかない場合も、拡張アダプタで接続できます) 3.5mm 4極端子は、ノートPCについているヘッドホンジャックで使用できます。4極端子は、マイク入力と音声出力を1つの端子でおこなえるようになっています。デスクトップPCで、マイクジャックとイヤホンジャックが別々に付いている場合は、ヘッドセット側も端子が別れている物を用意する必要があります。なお、4極端子をマイク端子、イヤホン端子に分離するケーブルなども売られています。

Sennheiser Communication PC 5 CHAT

有線ヘッドセットも各社から様々販売されており、安いものは1,000円程度から入手できます。私はSennheiser Communication PC 5 CHAT(ゼンハイザー PC 5 CHAT)を購入しました。約3,000円と若干お高いのですが、Macbookで使って音質も良く、満足しています。
私が購入したのは4極端子のものですが、他の端子のバージョンも販売されており、自分の環境に合わせて選ぶことが可能です。

  • PC 3 CHAT --> 3.5mm マイク端子、イヤホン端子 別
  • PC 5 CHAT --> 3.5mm 4極端子
  • Sennheiser Communication PC 8 USB --> USB接続

もしWeb会議のヘッドセットを探していたり、Bluetooth接続の音声品質に満足できてない方は、検討されてみてはいかがでしょうか。

望遠撮影向けのカメラを考える(600mm編)

前回はフルサイズ換算で400mmを実現するための構成を比較しました。

yashi-84.hatenablog.com

今回は、600mm構成を比較してみたいと思います。

フルサイズ換算600mm編

規格 カメラ レンズ 最安値 重量
コンデジ CANON
PowerShot
G3 X
- ¥80,000 733g
M4/3
ミラーレス
OLYMPUS
OM-D E-M5
MarkIII
M.ZUIKO DIGITAL ED
75-300mm F4.8-6.7 II
¥127,000 789g
M4/3
ミラーレス
Panasonic
LUMIX
DC-G99
LUMIX G VARIO
100-300mm/F4.0-5.6 II
POWER O.I.S.
¥159,000 1,004g
APS-C
一眼レフ
CANON
EOS Kiss X9i
TAMRON
100-400mm F/4.5-6.3
Di VC USD
¥140,000 1,620g
APS-C
一眼レフ
NIKON
D5600
TAMRON
100-400mm F/4.5-6.3
Di VC USD
¥133,000 1,530g
APS-C
ミラーレス
SONY
α6400
SIGMA
100-400mm
F5-6.3 DG DN OS
¥194,000 1,499g
フルサイズ
一眼レフ
CANON
EOS 6D Mark II
TAMRON
SP 150-600mm F/5-6.3
Di VC USD
¥248,000 2,636g
フルサイズ
一眼レフ
NIKON
D780
TAMRON
SP 150-600mm F/5-6.3
Di VC USD
¥308,000 2,706g
フルサイズ
ミラーレス
SONY
α7 III
SONY
FE 200-600mm
F5.6-6.3 G OSS
¥421,000 2,680g
フルサイズ
ミラーレス
CANON
EOS RP
CANON
RF600mm F11
IS STM
¥207,000 1,370g

換算600mmになると、マイクロフォーサーズAPS-C、フルサイズの差が大きくなってきます。重さの差は、ざっくりと下のようになります。

特に、OLYMPUSの組み合わせでは、レンズも合わせた重量がたったの789gであり、表中のレンズ交換式の組み合わせの中では唯一1kgを切っています。 なお、ボディの軽量さが特徴のミラーレスですが、望遠ではレンズの重さの割合が大きいため一眼レフとの差があまりありません。
値段を見ると、400mmの場合と同様、APS-Cの一眼レフとマイクロフォーサーズにお得感があります。 また、F値固定の少し特殊なレンズになりますが、RF600mm F11のレンズとEOS RPを組み合わせることで、非常に軽量安価なフルサイズシステムを作ることも可能です。

よって、600mmの撮影を手軽に実現するには、以下の組み合わせが良いのではと思われます。

望遠撮影向けのカメラを考える(400mm編)

趣味で写真を撮る人にとって、望遠レンズはある種の憧れがあるのではないでしょうか。少なくとも、私はあります。
望遠レンズが必要になる理由はいろいろあると思いますが、以下のような場合が多いのではと思います。

  • 飛行機を筆頭とした乗り物
  • 鳥などの動物
  • スポーツ
  • 風景
  • 運動会などのイベント

もちろん、資金に余裕がある場合はフルサイズのカメラに高価な望遠レンズを使えば良いと思いますが、その場合大きさや重量もかさむことになり、運搬や撮影に体力が必要になってきます。
そこで、各フォーマットで望遠撮影をする場合、どれくらいの金額と重量になるかを比べてみました。なお、全ての組み合わせを比べる事は困難なため、機材のチョイスは独断と偏見です。また、高価なフラッグシップ機や望遠単焦点レンズはあえて選択から外し、若干古くてもコスパが良さそうな物を選定しています。
まずは、フルサイズ換算400mmまでの望遠を考慮した組み合わせを見ていきます。

フルサイズ換算400mm編

規格 カメラ レンズ 最安値 重量
コンデジ Panasonic
LUMIX
DC-FZ100M2
- ¥83,000 810g
M4/3
ミラーレス
OLYMPUS
OM-D E-M5
MarkIII
M.ZUIKO DIGITAL ED
75-300mm F4.8-6.7 II
¥127,000 789g
M4/3
ミラーレス
Panasonic
LUMIX
DC-G99
LUMIX G VARIO
45-200mm
F4.0-5.6 II/POWER O.I.S.
¥141,000 854g
APS-C
一眼レフ
CANON
EOS Kiss X9i
Wズームキット
- ¥81,000 860g
APS-C
一眼レフ
NIKON
D5600
Wズームキット
- ¥71,000 830g
APS-C
一眼レフ
PENTAX
K-70
Wズームキット
- ¥108,000 1,070g
APS-C
ミラーレス
SONY
α6400
TAMRON
70-300mm F/4.5-6.3
Di III RXD
¥152,500 904g
フルサイズ
一眼レフ
CANON
EOS 6D Mark II
TAMRON
100-400mm F/4.5-6.3
Di VC USD
¥230,000 1,820g
フルサイズ
一眼レフ
NIKON
D780
TAMRON
100-400mm F/4.5-6.3
Di VC USD
¥287,000 1,870g
フルサイズ
ミラーレス
SONY
α7 III
SIGMA
100-400mm
F5-6.3 DG DN OS
¥298,000 1,705g
フルサイズ
ミラーレス
Panasonic
LUMIX
DC-S5
SIGMA
100-400mm
F5-6.3 DG DN OS
¥353,000 1,765g

換算400mmであっても、フルサイズでは価格が20万円以上になり、重量も2kg近くなります。気軽に試すのはためらわれる数字です。
マイクロフォーサーズAPS-Cを比べると、換算400mmレベルでは重量に大きな違いはありませんでした。価格を見るとAPS-Cの一眼レフWズームキットのお得感が光ります。400mmまでしか必要でなく、価格を重視する場合はAPS-C一眼レフがベストではないかと思います。

SONYデジカメ年表(Eマウント)

最近、いろんなカメラを触ってみたいと思い、中古を物色しています。

新しいものは高機能ですが値段が高く、古いものは安いですが機能的には見劣りします。

そこで、そこでちょうど良いラインを見極めるため、歴代のカメラを年表形式で整理してみることにしました。

今回はSONY Eマウント編です。

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Eマウントはα7Ⅲを主力カメラとして使用していますが、サブとしてα6600かα6500あたりがあればなと思うことがあります。

持っていない人が試しに買うのであれば、APS-Cならα6000、フルサイズならα7Ⅱあたりがコストパフォーマンが良いのではと思います。

 

 

掲載機種:

α NEX-C3
α NEX-F3
α NEX-3N
α NEX-5
α NEX-5N
α NEX-5R
α NEX-5T
α NEX-6
α NEX-7

α5000(ILCE-5000)
α5100(ILCE-5100)

α6000(ILCE-6000)
α6300(ILCE-6300)
α6500(ILCE-6500)
α6400(ILCE-6400)
α6600(ILCE-6600)
α6100(ILCE-6100)

α6000(ILCE-6000)
α6300(ILCE-6300)
α6500(ILCE-6500)
α6400(ILCE-6400)
α6600(ILCE-6600)
α6100(ILCE-6100)

QX1(ILCE-QX1)

α7(ILCE-7)
α7R(ILCE-7R)
α7S(ILCE-7S)
α7II(ILCE-7M2)
α7RII(ILCE-7RM2)
α7SII(ILCE-7SM2)
α9(ILCE-9)
α7RIII(ILCE-7RM3)
α7III(ILCE-7M3)
α7RIV(ILCE-7RM4)
α9II(ILCE-9M2)

OLYMPUS(オリンパス)デジカメ年表(マイクロフォーサーズ)

最近、いろんなカメラを触ってみたいと思い、中古を物色しています。

新しいものは高機能ですが値段が高く、古いものは安いですが機能的には見劣りします。

そこで、そこでちょうど良いラインを見極めるため、歴代のカメラを年表形式で整理してみることにしました。

今回はOLYMPUS編です。

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OLYMPUSのカメラは、大きくOMDシリーズとPENシリーズに分かれています。

OMDシリーズは一眼レフカメラと似たスタイルで、ファインダー(EVF)を装備しています。PENシリーズにEVFはなく、コンパクトな作りになっています。(PEN-Fには例外的にEVFがあります)

EVFが不要な場合はE-PL7あたり、必要な場合はE-M10 MK2のあたりが価格的には買いやすいのではと思います。

ただし、個人的にはE-M1 MK2に注目しています。E-M1 MK2は本格的な像面位相差による高速オートフォーカスが可能で、センサーも最新モデルと同等です。動体を撮影するのであれば、検討に値すると思います。下位モデルの新製品であるE-M5 MK3と性能的には非常に近いのですが、中古であればE-M1 MK2の方が現時点では安くなっています。

 

 

掲載機種:

PEN E-P1
PEN E-P2
PEN E-P3
PEN E-P5
PEN LIGHT E-PL1
PEN LIGHT E-PL1s
PEN LIGHT E-PL2
PEN LIGHT E-PL3
PEN LIGHT E-PL5
PEN LIGHT E-PL6
PEN LIGHT E-PL7
PEN LIGHT E-PL8
PEN LIGHT E-PL9
PEN LIGHT E-PL10
PEN MINI E-PM1
PEN MINI E-PM2
PEN-F

OM-D E-M5
OM-D E-M1
OM-D E-M10
OM-D E-M5 MarkII
OM-D E-M10 MarkII
OM-D E-M1 MarkII
OM-D E-M10 MarkIII
OM-D E-M1X
OM-D E-M5 MarkIII
OM-D E-M1 MarkIII

OLYMPUSAIR A01

Panasonicデジカメ年表

最近、いろんなカメラを触ってみたいと思い、中古を物色しています。

新しいものは高機能ですが値段が高く、古いものは安いですが機能的には見劣りします。

そこで、そこでちょうど良いラインを見極めるため、歴代のカメラを年表形式で整理してみることにしました。

今回はPanasonic編です。

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Panasonicは動画に力を入れていて、比較的古い機種でも4K動画が撮影できるものがあります。オートフォーカスは像面位相差を使っている機種はないため、動き物の撮影がどうなのかは気になるところです。

買うとすると、ボディ内手ブレ補正が搭載されたDMC-GX7MK2あたりが値段も手頃で良いように思えます。防塵防滴が必要であれば、DMC-G8でしょうか。

 

 

掲載機種:

DMC-GH1

DMC-GH2

DMC-GH3

DMC-GH4

DMC-GH5

DMC-GH5S

DMC-G1

DMC-G2

DMC-G3

DMC-G5

DMC-G6

DMC-G7

DMC-G8

DMC-G9

DMC-G99

DMC-G10

DMC-GX1

DMC-GX7

DMC-GX8

DMC-GX7MK2

DC-GX7MK3

DMC-GF1

DMC-GF2

DMC-GF3

DMC-GF5

DMC-GF6

DMC-GF7

DMC-GF9

DMC-GF10

DMC-GM1

DMC-GM1S

DMC-GM5

DC-S1R

DC-S1H

DC-S1

Pentax デジカメ年表(Kマウント)

最近、いろんなカメラを触ってみたいと思い、中古を物色しています。

新しいものは高機能ですが値段が高く、古いものは安いですが機能的には見劣りします。

そこで、そこでちょうど良いラインを見極めるため、歴代のカメラを年表形式で整理してみることにしました。

今回はPentax(Kマウント)編です。

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素数は1600万画素(16M)くらいは欲しいので、だいたい2012年以降の製品くらいが良さそうでしょうか。

懸念点として、K-30、K-50、K-S1、K-S2あたりの初中級APS-C機は絞り羽根を操作する部分が壊れやすく、俗に”黒死病”と呼ばれている故障が起こりやすいようです。

K-3などのAPS-C上級機では発生しないようですが、こちらは大きい・重い・高価なので、悩ましいところです。